病気をもつ人のアドボカシープロジェクト

公開日 2019.05.21

「市民社会のためのNCDグローバルフォーラム脳卒中・心臓病その他の循環器病セッション『脳卒中・心臓病その他の循環器病ワークショップ』」の協力開催をしました。

 2019年3月26日、NPO法人日本医療政策機構主催の「市民社会のためのNCDグローバルフォーラム脳卒中・心臓病その他の循環器病セッション『脳卒中・心臓病その他の循環器病ワークショップ』『脳卒中・心臓病その他の循環器病グローバル専門家会合』」が開催されました。
この内、午前に開催されたワークシ
ョップについては、NPO法人日本慢性疾患セルフマネジメント協会が共催、そして私たち一般社団法人ピーペックが協力(※)という形で参画しました。

 NCDとは、Non-Communicable Diseases:非感染性疾患の略で、糖尿病やがん、今回のテーマである脳卒中・心臓病など、生活習慣病をはじめとした様々な疾患群を指します。WHOの統計によると、世界で毎年約4,000万人がNCDで死亡しており、これは全死亡者の約70%に相当します。

 本フォーラムは、患者・当事者の視点からNCDの各疾病領域および疾患横断における政策課題を抽出し、政策提言につなげることを目的としています。2018年12月に「健康寿命の延伸などを図る為の脳卒中、心臓病その他循環器病に係る対策に関する基本法」が成立したことを受け、ワークショップでは基本法成立までの経緯や、先行事例としてがん対策基本法成立後のがん患者会の取り組み、多くの当事者の声を集約するための他疾患や海外の患者会の活動なども紹介しながら、国内外の患者・当事者リーダー、企業関係者、医療従事者、政策立案者、学術関係者などが参加し、マルチステークホルダーによる活発な議論が行われました。

 参加者からは「急性期に適切な医療につながるよう、医療の均てん化を進めることが重要」、「予防啓発も大事だが、すでに発症している人のためには、病気になっても大丈夫といった前向きな情報も必要だ」、「人数の多い疾患だけでなく、希少疾患や小児発症者特有の問題もきちんと取り上げてほしい」、「我がこととして捉える共感と、私と相手は違うということを前提に推察することが大切ではないか」など、それぞれの経験に基づいた意見が聞かれ、他疾患の参加者から、病名は違っても共通の課題や解決のヒントがあると、疾患横断的に取り組んで行くことの重要性を再認識する声も上がりました。

(※)当日は理事の武田がワークショップのファシリテーションと午後の専門家会合でワークショップの報告、代表の宿野部武志がワークショップの参加者、事務局の池崎がスライドと文書による話題提供(テーマ:患者・当事者のアドボカシー強化~疾患や年代・立場の違いを超えて~)で参加しました。

 私たちピーペックは「病気があっても大丈夫」を実現するため、今後もこうした当事者主体の政策提言につながる活動を通し、広く病気をもつ人のよりよい生活を考えていきたいと思っています。詳しい報告については、日本医療政策機構のページもご覧ください。理事

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