公開日
2024.04.09
みんつくゼミナール 2023 第4回 患者の”こえ”を未来につなぐ 〜みんなで話そうこれからの医療〜 を開催しました
3月31日、みんつくゼミナール2023第4回「患者の”こえ”を未来につなぐ 〜みんなで話そうこれからの医療〜」を開催しました。
2021年よりピーペックが主宰しているみんなでつくろう、これからの医療プロジェクト<People’s Power flow into Healthcare : PPH>は、病気をもつ人、ライフサイエンス企業、医療者、研究者といった立場の異なる人たちが協働し、これからの医療についてディスカッションや公開イベントを通して一緒に考え、病気をもつ人視点の医療・サービスをみんなで創るプロジェクトです。病気をもつ人主体の治療・薬・サービスを「あたりまえ」にすることを目指して活動しています。
今回新たな取り組みとして2部構成で実施しました。1部では、これまで開催した4回の振り返りとディスカッション、2部で参加者交流会を行いました。
振り返りでは、第0回~第3回の動画をダイジェストでご紹介しています。
下記アーカイブ動画の0:04:37~よりご覧いただけます。
各回の開催報告は、こちらよりご確認ください。
アーカイブ動画
ディスカッション 私にできる・やってみたいPPI(患者市民参画)とは?
ダイジェスト動画を受けてのディスカッションでは、たけお内科クリニック からだと心の診療所 院長の大武 陽一氏がモデレーターを務め、病気をもつ当事者でありPPHプロジェクトに参画しているしんさん、さとうゆみさん、マツイアヤコさんと意見交換を行いました。
それぞれの多様なバックグラウンドから、これまで開催されたゼミナールへの感想、これまで実践してきた医療研究開発における患者・市民参画(以下PPI)の例などをお話しいただきました。
様々な形でのPPIがありますが、始めた当初はそれがPPI活動だと気づいていないものだ、という発見も語られました。例えば病院の投書箱に投稿すること、大きくなくてもインタビューやアンケートに参加すること、これも十分PPI活動のきっかけになります。
様々な立場の方と協働していく上で、異なる者同士の掛け合わせは新しいものを生み出す力になります。時間はかかるかもしれませんが、そのプロセスがインクルーシブな社会を創ることにつながるということも確認されました。
また、病気をもつ当事者としてこえを上げるとき、データやエビデンスを活用し、こえに説得力を持たせることも重要であるという実践からのお話もいただきました。PPI活動を続ける上では困難も生じます。細く長く続けていくことの大事さも共有されました。
交流会 「私にできる・やってみたいPPI(患者市民参画)とは?」
ディスカッション後は、ブレイクアウトルームに分かれて交流会を実施しました。「私にできる・やってみたいPPI(患者市民参画)とは?」というテーマで6つのルームに分かれてディスカッションを行いました。
みんなでつくろう、これからの医療プロジェクトでは、立場にかかわらない対等な関係性を作り続けることを大事にしていますが、そうした場が確保されていることへの評価をいただきました。また、もっと疾患や立場を越えて気軽に情報交換できる場が欲しいという要望や、いまは当事者ではない「市民」を巻き込んでいきたいという意見もありました。
患者会の役割や、患者会に入っていない人との繋がりをどう確保するかの話題もありました。まずは楽しさを鍵に人とつながり、それを発信のハブとしていくアイデアもありました。
一方で問題提起として、こえを上げられない当事者の思いこそが重要だという指摘もありました。こえにならないこえを拾っていくことは私たちが考えなければいけない課題です。
私たちピーペックは、どうしようもある世の中の実現に向け、立場の異なる人たちとの創造的な対話や交流を通して、私たちのこえを届けられる人を増やし、みんなで、これからのより良い医療を創っていくために活動しています。
開催概要
開催日時 2024年3月31日(日)12:00~14:00
開催方法 Zoomミーティング
参加費 無料
主催 一般社団法人ピーペック みんなでつくろう、これからの医療プロジェクト
協賛 アステラス製薬株式会社、EAファーマ株式会社、グラクソ・スミスクライン株式会社、第一三共株式会社、大正製薬株式会社、武田薬品工業株式会社、鳥居薬品株式会社、日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社、ノバルティス ファーマ株式会社、ファイザー株式会社、ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社