公開日
2024.02.26
みんつくゼミナール 2023 第3回 人とテクノロジーの共生で拓くこれからの医療 を開催しました
2024年2月4日、みんつくゼミナール2023第3回「人とテクノロジーの共生で拓く これからの医療」を開催しました。
2021年よりピーペックが主宰しているみんなでつくろう、これからの医療プロジェクト<People’s Power flow into Healthcare : PPH>は、病気をもつ人、ライフサイエンス企業、医療者、研究者といった立場の異なる人たちが協働し、これからの医療についてディスカッションや公開イベントを通して一緒に考え、病気をもつ人視点の医療・サービスをみんなで創るプロジェクトです。病気をもつ人主体の治療・薬・サービスを「あたりまえ」にすることを目指して活動しています。
本プロジェクトでは、医療に関わる様々なステークホルダーの相互理解を目的に、「みんつくゼミナール2023」と題してセミナーを開催しています。
病気をもつ人、支援者、患者会関係者、ライフサイエンス企業関係者など総勢71名の方にご参加いただきました。
今回は、アステラス製薬株式会社との共催セッションという形で開催しました。
先天性ミオパチーと闘い生き、『あきらめたらだめだ!』と活動する
最初に、一般社団法人先天性ミオパチーの会 代表理事の伊藤 亮氏より、「先天性ミオパチーと闘い生き、『あきらめたらだめだ!』と活動する」と題して、先天性ミオパチーをもちながらの生活、その診断や経験についてお話いただきました。ご経験を活かしての患者会や就労、研究活動についてもご紹介いただきました。
先天性ミオパチーが一日も早く治療法が確立され、患者さんの”生活の質”の向上ができるようにと活動されている伊藤氏。様々な角度から当事者の支援を行っていらっしゃいます。
人とテクノロジーが支え合い、誰一人取り残さない未来社会の実現への挑戦
続いて筑波大学 システム情報系助教 上原 皓氏より、「人とテクノロジーが支え合い、誰一人取り残さない未来社会の実現への挑戦」として、研究室で取り組んでいるサイバニクス(ロボット工学や脳神経科学、心理学等の人・ロボット・情報系が複合した新しい領域で、人の機能を改善・補助・拡張・再生することを目的とする)、伊藤氏との協働例として、装着型サイボーグHALをはじめとした研究室での協働、治療の事例などをご紹介いただきました。人とテクノロジーが互いに支え合いながら、人がよりその人らしく自立的に生きられる社会の実現を目指し、徹底した現場主義で協働の取り組みを行っていらっしゃいます。
当日は、それぞれの活動への熱い思いを丁寧に語っていただいています。講演の詳細はぜひアーカイブ動画をご覧ください。
「病気をもつ当事者と研究者の協働」について

講演を受けてのディスカッション、質疑応答では、ピーペック代表理事の宿野部武志がモデレーターを務め、講師の2名に加え、アステラス製薬株式会社 東山 浩之氏、PPHプロジェクトに参画する病気をもつ当事者の吉岡 紀子氏、様々なバックグラウンドをもつメンバーで意見交換を行いました。
研究を進めていく上で、当事者が参画することで研究自体の価値の向上にもつながります。お互いに何が必要かともに考えていく過程はこれからのライフサイエンスに求められる重要なことだと確認されました。人の顔を思い浮かべながらする研究は、温かさを持った研究であるという意見も紹介されました。
自分のこえで社会を変えていきたいという当事者の意見もありました。伊藤氏の講演でも紹介された、諦めたくないという気持ちが、当事者の原動力になるのです。
今回は当事者、研究者というそれぞれの立場からの講演をいただき、ディスカッションでは対話形式で協働のあり方について話し合いました。
私たちピーペックは、どうしようもある世の中の実現に向け、立場の異なる人たちとの創造的な対話や交流を通して、私たちのこえを届けられる人を増やし、みんなで、これからのより良い医療を作っていくために活動しています。
また、現在、みんなでつくろう、これからの医療プロジェクトの一環で「みんつくホンネぽすと」を運用しています。ちょっとした「ほやき」や「アイディア」など、日ごろ感じている「ホンネ」を、なんでも気軽に言っぱなし、書きっぱなしでOKな投稿フォームです。立場や年齢・性別、病気や資格の有無に関わらず、誰でも投稿いただけます。ぜひ一度ご覧ください。
アーカイブ動画
開催概要
開催日時:2024年2月4日(日)12:00~14:00
開催方法:Zoomウェビナー
参加費:無料
主催:一般社団法人ピーペック みんなでつくろう、これからの医療プロジェクト
共催:アステラス製薬株式会社
協賛:EAファーマ株式会社、グラクソ・スミスクライン株式会社、第一三共株式会社、大正製薬株式会社、武田薬品工業株式会社、鳥居薬品株式会社、日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社、ノバルティス ファーマ株式会社、ファイザー株式会社、ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社